まいど!ヨシミです。
今回は業界のタブーに切り込んでお話していきます。
トレンドブログにおける画像使用をどうやって考えていけば良いのかというテーマです。
「芸能人の写真って使っていいの?」
「著作権違反になっちゃうのでは…?」
「罰金、慰謝料が怖いから使いたくない…」
「最悪、逮捕されるって聞いたことがあるのですが…」
でも、、
みんながやってるから大丈夫なのでは…?
トレンドブログの画像使用についてはグレーな雰囲気で使い続けることは多いもの。
なので、今回はこの業界で4年ほど仕事をしてる僕が画像使用の実情をもとに、
どう捉えていくべきなのかを解説していきたいと思います。
僕はトレンドブログを教える仕事も長いですし、
トラブルもそれなりに見聞きしたり自分自身で経験したりしてきました。
そして今回は弁護士さんの見解も踏まえて内容をまとめています。
絶対に表では出せないような内容ですが、
かなり信頼度の高い内容だと思ってもらえると嬉しいです!
とあるトラブルがきっかけ
メンバーさんが画像の著作権で個人のカメラマンから請求を受けてしまいました。
正直に申し上げますと2件。一つは解決、一つはこれからという段階。
このトラブルは防げたものではありますが、僕も注意喚起や取り扱いについて
考え方が浸透していなかったのかなとも思います。
その点では僕も責任は感じています。
【大前提】画像の使用は自己責任でお願いをしてます
まずは内容が内容なだけに、先に釘を打たせてください。
僕もコンサルをしてる立場上「著作権違反をしていいですよ〜」、「大丈夫ですよ〜」とは言えません。
この言質を取られると僕の立場がめっちゃ不利になってしまうためです。
そのため、基本的に
トレンドブログにおける画像使用については、ブログ運営者様、本人の自己責任となる。
この前提は忘れないでいただきたいです。
トラブルに巻き込まれた時に
「ヨシミが推奨したから責任を取りなさい!」というご意見はお引き受けできません。
もちろん、トラブルにならぬようご指導や、
万が一のトラブルの場合にはアドバイスをさせていただきますが、
この前提を絶対に忘れないでください。
あくまでもブログというお店を運営してるのは、皆さん自身です。
それぞれの責任で画像を選び、使用をしていることを忘れないでほしいです。
ここから話す内容は推奨しているというより事実ベースでのお話をしていきます。
今回のお話を聞いた上で画像使用に捉え方などはご自身での判断となります。
【結論】トレンドブログでは画像を使ったほうが期待値は+である
まず結論からお伝えすると
トレンドブログにおいて画像は使ったほうが期待値は+です。
僕の今までの経験を元に計算をすると、
芸能人の画像などを使ったほうが期待値的には得をすると考えています。
理由としては…
- 画像ネタが使えるのでネタ数が増える(かわいいなど)
- 画像があることで記事の質が上がり、上位表示しやすい
- 画像検索からアクセスが見込め、画像SEO効果がある
ざっくりと言えば、こんな感じ。
トレンドブログでは芸能人の画像を使うことで
稼ぎやすくなるという大きなメリットがあります。
逆に、画像を使っていないブログは色んなブログを見てきましたが、
稼ぐ可能性が低くなってると感じます。
これは画像がないことよるメリットが享受できないため、
なかなか上位表示をキープすることができないからでしょう。
もちろん、画像を使わずに稼ぐこともできます。
ですが、記事の質などを考えた時に見劣りをしてしまうのも事実。
画像を使わずに稼ぐのであれば
“それを補うナニカ”がないと、厳しくなるでしょう。
多少のリスクがあったとしても、芸能人などの画像を使用するだけの価値があると”僕は”思います。
でも、トラブルに巻き込まれたら…
そうですよね。
せっかく稼げてもトラブルに巻き込まれたら嫌なものです。
法律に詳しい方であればご存知かもしれませんが、
著作権法違反は最大10年の懲役・1,000万円以下の罰金となるような大きな罪に該当します。
この言葉だけを聞くととんでもないリスクに感じるかもしれません。
ですが、実態としてはトラブルはほとんど起こってないのが現状です。
僕もトレンドを学んで4年ほど経ちますが、
著作権絡みでトラブルになり、実際に慰謝料を支払うまで行ったのは2件です。
しかも、写真の使用料としてせいぜいで6万円を払うかどうかというレベルです。
「いや、やっぱりリスクがあるじゃないか…!!」
「どこが期待値+なんだ…!!」
と思われるかもしれませんが、4年間この仕事をしてきて2件しか該当がおらず、損害も6万円。
正確な数字としては出せませんが、ものすごくわずかな確率です。
※しかも、後でお話をしますが多少の対策も今ではあります
自動車の交通事故に会う人の確率は0.2%くらいです。(2020年調べ)
およそ1,000人運転していれば2人は事故に合ってしまう確率ですね。
国土交通省の社会資本整備審議会が発表した資料(2002年)によれば、
「一生のうち交通事故にあう人は2人に1人」とされています。
この計算式は、年間の交通事故死傷者数(118万人)を日本の総人口(1億2692万人)で割った「1年間で事故にあう確率」を0.9%と算出。
ちなみに僕が今までトレンドを教えてきた人は70人くらいになるでしょうか。
70人 × 150記事(1人が書く記事数の平均) = 10,500記事(ざっくり計算ですが…)
10,500記事を書いて、実際にトラブルになった人の数が1人ですので、確率にすると0.009%。
交通事故の確率とトレンドブログで画像を使ってトラブルになる確率を考えてみると、画像使用でトラブルになることが珍しいケースだと分かると思います。
極論に聞こえるかもしれませんが「リスクを考えて画像は使わない」というのは、
「事故が怖いから運転はしない」よりも心配しすぎかもしれません。
※しかも、失うとしたら5.6万円ほどのリスク
稼げるチャンスを広げ、実はそこまでリスクも大きくないことを考えると「トレンドブログは画像使用をするほうが期待値は+」という理屈になるわけですね。
でも、著作権違反ではないの?
この観点、非常に気になると思います。
結論から言うと・・・
芸能人の画像使用は著作権違反に該当します。
しかし、問題にならないケースがほとんどなのです。
なぜ、このようなことが起きるのかは法律の実情を知らないといけません。
民事と刑事の違いを把握しよう
裁判には民事と刑事の2種類があります。
民事は個人間での損害や慰謝料の請求を目的にした裁判であり、刑事は国を相手に取った裁判です。
みなさんが「著作権違反で逮捕されるのでは…?」と恐れているのは刑事裁判のほうなのですが、現実的に芸能人の画像使用ていどで警察が動くことはありません。
警察も忙しくもっと大きな殺人事件であったり、社会的に問題となる事件に追われている身。
芸能人の写真がトリガーとなって動くことは現実的ではないんですね。
よくストーカー事件で「警察は物的証拠がないと動いてくれない」みたいなドラマのシーンを見たことがありませんか?
実際に人の命がかかっていても、警察というのは組織であり動くことが困難だったりします。
また、信号無視も毎日のようにどこかで起きている法律違反です。
厳密にいえば3ヶ月以下の懲役、5万円以下の罰金が科されるような罪なのですが、それを全て取締り、管理することは不可能です。
法律で決められている=厳密に管理できる
というわけではありません。
なので、刑事的な責任についてはトレンドブログでの画像使用という観点はほぼスルーされているのが現状だったりするんですね。
画像使用でトラブルが起きるのは個人間の問題
ただ、民事となると別です。
写真使用でトラブルになりやすい代表格はカメラマンが撮った写真です。
あなたがネットに転がってる写真をブログに使い、それがカメラマンの人が発見してしまったら、問い合わせが来ることがあります。
「写真の無断使用は辞めてください。」
「著作権違反であるので、罪になりますよ。」
こんな具合にメッセージが来ることがあります。
しかし、著作権違反で罪を科すかどうかは国が決めることです。
実質問題として個人間の写真の使ったどうだという事件を警察は相手にしてくれません。
だから、
基本的に「写真を使ってしまった使用料を払うかどうか」という争いになることは多いものです。
※それでも確率的にはかなり少ないです。
この場合も「貧しすぎて貯金がゼロの状態」、「ブログも赤字が続いて生活が困窮してる」と謝罪と言い訳をしていると、相手はほとんどの確率で諦めます。(嘘は良くないのでしょうが、これで切り抜けられる確率は結構あります…)
刑事事件とは違って、民事事件は裁判に勝利をしたとしても相手に「お金がない…」と言い張られ続けると、どうしようもできないケースがほとんどです。
少額であれば平和的に使用料だけを払って解決することもありますが、支払い能力のない相手をターゲットにしても訴える側のメリットがないのです。
カメラマンの人には申し訳ないのですが、画像を消して謝って終わりのケースがほとんどです。
画像使用でのトラブルを回避する対策
1:特定のカメラマンが撮った写真を使わないこと
写真の使用に1番注意を払うべきは特定のカメラマンが撮った写真となります。
カメラマンはプロとして活動をしており、自分の写真を無断で使用されることに敏感です。
例えば、この「荻庭佳太」さんというカメラマンはちょいちょい他の起業家さんからも報告が上がっているので、画像検索をする時に彼の写真ではないかは確認をしたほうがいいでしょう。
ちなみに今回の人は2人とも「釜野一郎」さんっていうカメラマンです。
2:クレジットが入ってる写真は使わない
クレジットとは写真のどこかにカメラマンがうっすら刻印を入れている印のことです。
写真のどこかにクレジットが入っているものは使わないほうが吉です。
当然、スクショで切り取ってしまうのも辞めたほうがいいです。
3:やたらクオリティの高い写真を使わない
すごいざっくりしたアドバイスになるのですが、写真のクオリティがめちゃ高い写真はカメラマンが監修しているケースが多く、避けたほうがベターです。
・背景にボカしがかかってる
・写真がきめ細かい
などなど…思わず心を奪われて使いたい…!となった写真は逆に使わないくらいが安全です。
これはカメラマンが撮った芸能人の写真ですが、綺麗な写真だなと思います。
こういう写真を使うほうが記事のクオリティは上がるのですが、別にクオリティが高い写真を使う必要性がないとは思うので、ホントにネットによく転がっているような写真を使うことがおすすめです。
4:Twitter、インスタの埋め込みなら大丈夫?
Twitterは利用規約により、「Twitterにアップした投稿は埋め込んでも文句は言えない」ということになっています。
なので、画像を貼りたい時に
電車でキャシィ塚本はあかん笑
— ヨシミはブログで喰ってます (@isawoeccentric) January 18, 2023
今日も頑張ります😂
こんなかんじで埋め込んでしまうのは、リスク軽減に役に立ちます。
しかし、埋め込みの投稿をクリックされてTwitterに移動をされてしまうと広告のクリック率が悪くなったりなど、ブログの収益に悪影響が出る可能性もあります。
インスタについてはややグレーなラインです。
アメリカではインスタの投稿を勝手に埋め込んで訴えられた事例があり、
裁判でもブログを書いた人が負けている事例があります。
5:引用元は明記したほうがいいの?
厳密には効果はないと言われています。
引用元を明記したからと言って法的な効力が上がるわけではないので、個人的には明記はしてもしなくてもいいと思います。
6:有料販売している記事にある画像はNG
週刊文春などの一部の情報雑誌では有料で読める記事があります。
結構問題になりやすいのですが、有料の記事に貼ってある画像・写真を無断で使用するのはリスクが高いです。
過去に文春から注意をされた方もいますし、注意で済めばいいのですが、今後このような動きが本格化すればどこかで見せしめの裁判を起こされるかもしれません。
有料で販売してる写真を、僕らが引用して公開するのはリスクが高いです。
厳密にいえば著作権に関わる問題です。
実情と照らし合わせて、自己責任で実践を。
ここまで色んなお話をしましたが、最後に僕のスタンスを。
トレンドブログの画像使用については自己責任の範囲でよろしくおねがいします。
今回の文章では表では言えないようなお話ばかりでしたが、実情を洗いざらいお話をしたつもりです。
しかし、
誤解をしてほしくないのは「画像使用を斡旋している」わけではございません。
あくまでもメリットとリスクのバランスゲームを加味した上で、ご自身で判断をしてほしいと思っています。
もちろん、何かトラブルがありましたら僕にご相談をください。
ですが、あくまでも自己責任でビジネスをやっていくという前提でのお話ですので、
そちらご理解をいただければと思います。
すごくお硬いお話ばかりになりましたが、最後に僕個人の意見を言わせていただくと
「この少ないリスクで稼ぎやすいトレンドブログはすごい」とは思っています。
また、どんなビジネスをする上でも何らかの法律に基づいており
完全ホワイトというのは難しかったりします。
アフィリエイトでも薬事法のギリギリのラインで、
みんな戦っていたりしますし、実業でも同じく法律に囲まれています。
「リスクをゼロにする」という極端な選択を取るのではなく、
「リスクを理解して実践する」というのほうが
ビジネスをやる者として健全なマインドではないかなと思っています。
今回のお話が何かお役に立ててれば幸いです。